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☆人材育成 ア.国内・道内先進地の視察及びイベント参加イ.参考図書・資料の提供 ウ.会議及び懇親会の開催 |
☆フットパスコースの整備 ア.既設コースの草刈り等維持管理イ.既設コースへの道標、案内板、ベンチ、仮設トイレの設置 ウ.関係機関へのコース整備依頼 エ.コース上の交流スポット、農家や商店街との連携促進 |
☆新規コース開拓 ア.新規コースの現地調査イ.町内の観光資源の活用策検討 |
☆普及啓発 ア.町広報・ホームページや日本フットパス協会での紹介イ.取材協力 ウ.駅舎内での写真掲示等による紹介 エ.コース案内板の設置 |
☆イベントの実施 ア.町内・町外者向けの交流イベントの実施 |

■ 黒松内町の概要とフットパスの取組
黒松内町は、札幌市と函館市のほぼ中間点に位置し、天然記念物「自生北限の歌才ブナ林」を中心とした豊かな自然環境と農村の生業(なりわい)が生み出す田園風景や牧歌的風景を潜在的資源と位置付け、ヨーロッパの農村のように、都市の人々を招き入れ交流を図る体験型・滞在型のまちづくり「ブナ北限の里づくり」に取組み、宿泊施設やキャンプ場、ブナの資料展示・実習工房施設、道の駅など拠点となる交流施設の整備と、ブナ林観察会、雪国の民具「かんじき」を履いてのソフトボール大会など、黒松内らしい様々なイベントや体験学習などの提供により、平成5年に約4万人だった交流人口(観光客)が近年は約15万人で推移しています。
また、新しく町民となった方々が開く民宿、小物店、食材製造なども黒松内の魅力を一層高めています。
しかし、交流人口の多くは通過型ドライブ観光で、本当の黒松内町のよさを分かっていただいておりません。
本町を訪れる都市の方々には、「歩く」スローな視点から、車では見過ごしがちな黒松内町の自然や環境のすばらしさを注意深く見つめていただき、満喫してほしいと考えています。
そこで、これら既存の魅力ある地域資源としての交流スポットを有機的に結びつけ、一層魅力あるものにするため、イギリスのような「フットパス」を整備することが有効と考えました。
イギリスには、国内に隈なく自然発生した小道「フットパス」が張り巡り、美しい自然景観、懐かしい田園風景、古い街並みを結び、多くの人々がそのフットパスを余暇として歩き楽しんでいます。
平成16年1月に町長の諮問機関「まちづくり推進委員会」から本町でフットパスを進めるには、ボランティアを募り行うべきとの意見を踏まえ、平成16年度にボランティアを組織し取組みをスタート、本場イギリスへのフットパス研修等の先進地視察、フットパス化可能コースの選定、笹刈り作業などを重ね、最初のコースを整備し、歩き初めのイベントを開催しました。
このコースは、黒松内市街地と白井川地区に挟まれる東山を越える起伏に富んだ「チョポシナイコース」で全長約10km、道端では小動物の足跡や山ぶどう・コクワ・どんぐりといった実のなる木など魅力的な自然に接することができます。 さらに、第2のコースとして、宿泊施設から特産物手づくり加工センターまでのなだらかな草地が広がり本場イギリスを髣髴(ほうふつ)させる「西沢コース」(約10km)を選定しました。
平成17年度は、チョポシナイコースへ廃材を利用した手づくりの道標を整備、案内プレートの進行方向は矢印ではなく、ボランティアスタッフのアイデアで足跡の向きで示しました。
また、8月に本町で「第4回全道フットパスの集い」を開催、10月には完成したばかりの「チョポシナイコース」と「西沢コース」を接続できる、市街地を貫流する「寺の沢川遊歩道」のウォーキングイベントを実施し、これを第3のコース「寺の沢川コース」(約2km)として選定しました。
平成18年度は、「寺の沢川コース」と「西沢コースの一部」に標識を整備、平成19年度は、「西沢コース」の残りに標識の整備、各コースの起点・終点への手づくりコース案内看板の整備、フットパスマップの作成などを行い、初めての人でもマップを片手に安心して歩くことができる総延長約22kmのフットパスコースが完成し、途中の宿泊施設を利用すると1泊2日で楽しめるようになりました。
平成20年度は、フットパスに取組んで5年目の節目の年に当たることから、「フットパス国際フォーラムin黒松内」を開催し、本場イギリスからフットパスに関しての著名人を招聘して、イギリスのフットパス事情を分かりやすく講演していただいたほか、道内外でフットパスに先進的に取組む方々とのパネルディスカッション、各地の事例発表、町内3コースのフットパスウォークなどを行いました。
このように黒松内町では、今ある道を活用するとともに、自然に負荷をかけることなく、新たに歩くことのできる道を見つけ、作るなど、フットパスを楽しんでいただくための調査、研究及び事業に取り組んできました。 今後は、これまで以上に発展的な取組みをするため、フットパスの裾野を広げる普及啓発活動はもとより、点在する地域資源をより多く活用し、フットパスの魅力を高める活動を進めていきます。



